2022年1月23日日曜日

2022CL2v2回顧録

概要
1日目
3日目(2日目)


shuさんとのコンビ

「自分自身それほど腕前があるわけではないのに、相方はそこそこ腕がある人がいい、それもポイントが低い人がいい」というわがままを通せてしまった。自分自身が2.5ポイントも背負ってしまったが、初心者勢と組んでるのにハンデを背負って苦しんだり、AT勢と組んで強烈なハンデを背負ったりという未来は回避された。

ペア募集チャンネルで募集を掛けているshuさんを見つけたときにはもう真っ先に声を掛けに行っていた。とはいえshuさんからは「初心者から声掛けがあったらそちらを優先したい」という提案があったのでそういうことにしたのだが、どちらにも1週間ほど声掛けがなかったのでコンビ結成と相成った。
私はともかくshuさんは、日本人界隈なら誰もが知るPvP実績があるのに1ポイントしか持ってないという一種のチートキャラだったのだが、誰も声を掛けなかったのである。もったいない。


Fit/戦術思想

何回かの練習会を経て「RLML Caracal/Bellicoseがお手軽高火力でやばい」という共通認識を持ったので、それらの1クリップ分を耐え切るタンク(&リロード完了までに1隻落とし切る)を確保することを最低条件としてFitを組むことにした。実際、初日のメタの中心はRLML Caracal/Bellicoseであった。
シールド艦を使うなら上の2つのほうが強いだろうという発想から、メインで使用するのはアーマー艦とし、アーマーでその条件を満たすには1600mmプレート(+MAAR)が必須という結論に至る。
上記2つよりも単体として脅威と見たのはArbitratorで、
  • Vexorと同等以上のドローン運用力
  • 低リソース火器のRLMLを運用できる
  • 上記の2点から、火力にPGをあまり使わないため、火力を確保しながらタンク偏重にできる
  • 無理なくTD/GDを組み込め、ドローン艦以外に有利を取れる
という点を評価した。脅威なら逆にこれを使えばいいだろうということで、これを中心にCaracal/Belliに勝つ戦術を構築することにした。

MWDで走る相手にドローンを投げても、ドローンが追跡<>攻撃モードを行き来してダメージがガタ落ちするので、その火力を十全に叩き込むためにはタックラーが必要となる。
タックルし、かつきちんと戦うためにはMWD/Web/Scram/電池、とミッドスロットが4つ必要、その上でそれなりの足を持つアーマー艦、となるとThoraxしかなかった。ドローン帯域を50持つことからTDにもそこそこ耐性がある、というのも都合が良かった。

つまり、戦術としてはアンチカイトであり、Thoraxで敵の柔らかそうな方を捕まえて撃ち抜き、最悪Thoraxと交換になっても1v1で負けないArbitratorを押し付けて勝つ、というものであった。練習でも実際そのとおりになった。
他に候補としてはOmenを使うプランもあったが、「Thorax/Arbiならだいたい勝てるんじゃないか?」という話になり、結局このコンプ一本で戦うことしか考えていなかった。

[Thorax, 2v2 v3]

Damage Control II
Multispectrum Energized Membrane II
Medium Ancillary Armor Repairer, Nanite Repair Paste
Reactive Armor Hardener
1600mm Crystalline Carbonide Restrained Plates

Medium Capacitor Booster II, Navy Cap Booster 800
50MN Quad LiF Restrained Microwarpdrive
Stasis Webifier II
Warp Scrambler II

Heavy Electron Blaster II, Void M
Heavy Electron Blaster II, Void M
Heavy Electron Blaster II, Void M
Heavy Electron Blaster II, Void M
Heavy Electron Blaster II, Void M

Medium Ancillary Current Router II
Medium Ancillary Current Router II
Medium Polycarbon Engine Housing I

Federation Navy Hammerhead x5

Null M x1000
Void M x1000
Navy Cap Booster 800 x17
Caldari Navy Antimatter Charge M x1000
Nanite Repair Paste x1000


[Arbitrator, 2v2 1600 Dual]

1600mm Crystalline Carbonide Restrained Plates
Medium Ancillary Armor Repairer, Nanite Repair Paste
Multispectrum Energized Membrane II
Medium Armor Repairer II
Reactive Armor Hardener

50MN Quad LiF Restrained Microwarpdrive
Medium F-RX Compact Capacitor Booster, Navy Cap Booster 800
Tracking Disruptor II
Tracking Disruptor II

Rapid Light Missile Launcher II, Inferno Fury Light Missile
Rapid Light Missile Launcher II, Inferno Fury Light Missile
Rapid Light Missile Launcher II, Inferno Fury Light Missile
Drone Link Augmentor II

Medium Ancillary Current Router II
Medium Ancillary Current Router II
Medium Ancillary Current Router I

Imperial Navy Acolyte x5
Imperial Navy Infiltrator x5
Republic Fleet Valkyrie x5
Republic Fleet Warrior x5

Inferno Fury Light Missile x60
Nova Fury Light Missile x120
Navy Cap Booster 800 x14
Caldari Navy Inferno Light Missile x120
Caldari Navy Nova Light Missile x120
Nanite Repair Paste x256


DPS的にはT2ドローンの方が優れているが、火力をドローンに頼っているという戦術上の理由から、HPが倍あり破壊されにくい海軍ドローンを選出している。

なお、1回戦で使ったArbitratorは結構違い、
  • プレートが入っておらずタンクはDualRepのみ
  • ドローンリンクではなくMニュートを搭載
  • それらを稼働させるために電池を2つ搭載
  • TDではなくGDが1つのみ装備
というFitだった。
目論見通りThoraxから撃ってくれたおかげで問題にはならなかったが、Belliとの1v1でそこそこ怖いHPの動きをしていたので、仮にArbiが先にプライマリになってたらまずかったかもしれない。また、Nightcapが1試合目で使用していたArbiを研究する過程で1600+DualRepが可能ということがわかったため、中遠距離志向の上記のようなFitに落ち着いた。

また、もともとArbiはTD/GD1つずつを搭載していたが、2試合目を前にshuさんが「Nightcap/Nixチームが2隻ともミサイル艦を使ってくるとは考えにくい。少なくとも1隻はタレット艦のはずだし、2隻ともタレットの可能性も十分に考えられる」と予想したことからTD2本積みとなった。この予想は的中していた。

実戦評価と反省

速力を底上げするためにThoraxのリグにポリカーボンを入れているが、これをカレントルーターにし、電池をスモールサイズに換えれば、エレクトロンではなくイオンブラスターが搭載できた。
ポリカーボンは仮想敵の一つであるカイトOmen(≒Nightcapチームが初日に使っていたあれ)に追いつけるようにすることを目的として搭載したものだったが、0kmで内側から追跡できるという優位性を活かせば、半径75kmという狭いフィールド内なら多少の速力差があってもタックルできたのではないか。これは十分には検証していなかったし、検証するべきだった。
最終日前日の練習でまさしくそのThoraxを採用したコンプに撃ち負けているため、純粋なBrawlコンプには不利、ということはわかっていたのだが、検討はされなかった。これがそのまま、最終日の対Nightcap/Nixチームとの試合の結果に繋がった。
イオンにしていれば、少なくともStabberの方は落とせただろう。1v1でArbiがOmenに勝てるかは別問題として。

もう一つの特徴としては、このコンプはタンク性能の多くをReactive Armor Hardenerに頼っているという点があった。
Calacal/Belliを使用する場合、もちろんミサイルの攻撃属性は単一であり、ドローンもまた単一属性攻撃である。明らかにアーマー艦であるこちらのコンプに対しては攻撃属性をExpに寄せてくることが容易に想像できる。Reactiveはそれに対して極めて強い。このThorax/ArbiコンプがCaracal/Belliに勝てる大きな要因の一つであり、1回戦の勝因でもある。
だが、Nightcapほどのプレイヤーであれば属性を散らしてReactiveを機能不全にすることを考えるだろう、という視点が欠けていた。結果、圧倒的高火力のCaracal/Belli相手でさえある程度耐え凌げるはずのコンプなのに、想像していたよりも簡単にこちらのタンクが抜ける、ということに繋がった。

そもそも論として、あちらはこちらが前回と同じコンプを使うと予想して、それに対して有利を取れるBrawlコンプを選出したが、こちらはあちらが何を使ってくるのか想像もできていなかった。
前回と同じカイトなら、もしかしたら勝てるかもしれない、程度の考えであった。
じゃんけんと言うこともできるかもしれないが、完全に読み負けたという思いが強い。

加えて、Stabber(とRupture)についてろくに研究していなかった。6/4/4のスロット配置では何もできんだろう、と思っていてpyfa上で組むこともしなかった。そしてアリーナで対面して425mmACが見えて大慌てしたわけなのだが、後で冷静になって組んでみれば、スタンダードなRLML-Caracalと同じくらいのDPSとタンクは持たせられた。ただし射程も電池もないのだが。
そうやって慌てる中で「先にStabberを落とす。StabberにTDを2本当ててそれをThoraxがオービットしダメージレースに勝つ」という方針を立てたのだが、これは間違っていた。こちらのArbi同様このStabberが火力を発揮するにはタックラーが必要で、Omenがそれを担っていた。火力があるのはStabberには違いなかったが、Arbiとの1v1となったときにこちらにとって厄介なのはOmenの方だった。距離さえ取れればTDでタレットを封じられるが、OmenはWeb(またはScram)でそれを許さないのに対して、Stabberはタックルできず電池が積めないために走り続けられないので、1v1を見越すのならOmenから撃つべきだった。

更に最悪の失策として、TDしてオービットすると決断したにもかかわらずVoidからNavyAntimatterへ切り替えるのを忘れていた。本当にこれが最悪だった。TD+オービットで確かに425mmACを回避できてはいたのだが、こちらのタレットも当たっていなかった。

FFAはほぼ完全に運ゲーだった(と考えていた)ので特に言及すべき点はなし。
強いて言うなら、FFA用のFitをちゃんと検討しておけば多少はマシだったんじゃないか?と言えるかもしれない。でも一度勝てたのは純粋に漁夫の利だった。

最後に

shuさんありがとうございました。おかげで楽しく戦えました。今後とも宜しくお願いします。
運営の皆さんもお疲れさまでした。

もう一度やりたいかと言われると、、、、うーん。
最終的にNightcapの手のひらの上で転がされてた様に感じてしまった。もっと練習を積めばもっと戦えてたという思いもあるけども、そこまでストイックになれるかと言われると・・・・わからない。
どっちかというと、次は運営の方を手伝ってもいいかなとは思った。見ていて明らかに人手不足だったし。こういう裏方のほうが性に合ってるのかもしれない。

2020年12月29日火曜日

先日の座談会の全質問とその回答


もう2週間以上前になってしまいましたが、日本語サポート復活記念の公式放送に参加しないかという打診をCCPから受け、参加しました。
当初のプランでは、事前に質問に対して簡単な回答を用意しておいて、本番でそれについて掘り下げていく形式で座談会をやる、という予定でした。
予定外に時間が押してしまったのでいくつかの質問については飛んでしまったのですが、せっかくなので私が用意していた回答についてここで全部公開しておこうと思います。


1)What is the most interesting part of this game?
(あなたが考えるこのゲームの最も魅力的な要素はなんですか?)

「アイデア次第で何でもできるところ」 
金稼ぎ一つにしても、ただゲーム内で稼ぐだけじゃなく、 私みたいに攻略サイトを作って稼ぐこともできるし、絵を描いたり、翻訳したり、支援ツールを作ったり、様々なことをISKに結びつけることができる。
ちょっと前にはギャンブルで一山当てたという人もいた。ISKを賭けて仲間内で麻雀していたって人もかなりいたと思う。
他には、キャラメイクの腕を競うミスコンを開催する人もいたり、戦場カメラマンする人もいたり、そういったアイデア次第でいろんなことができるというのが、このゲームの一番面白い点だと思う。
(ちなみにKentさんの「1v10、10v100ができるところ」を書こうとした、と言いましたが、これ実は私と全く逆の意図で、私は「他のゲームでは人数が平等な状態で戦いが始まるけれども、このゲームでは最初から数的優位を作って押しつぶすことができる」という点が好き、という意味でした。)


2)What is your most favorite ship?
(あなたの最も好きな船は何ですか? )

「Tengu」 
火力と防御力と機動性、いわゆる走攻守がバランス良く高くて扱いやすい。
探検にも使えるし、HighからWHまで領域を問わず使えるのも良い。これ1隻あればどこへでも行ける。 
今まで活動領域はコロコロ変わっていったけども、初めて乗れるようになって以来、Tenguだけは常に1隻持ち続けている。
私はT2艦に乗れるようになるよりもTenguに乗れるようになる方が早かった。 


3)What would you like to do if you had 1T ISK? 
(もし1T ISKあったら何がしたいですか?) 

「生産と交易を本格的に始める」 
今までISKを貯めるような活動をしてこなかったので、プレイ年数の割には全然ISKを持っていない。 
生産や交易をやっている人は、1Tとは行かないにしても、数百B単位で資産を持って、手広く商売をしているイメージがある。 なので、もし1T手に入ったら、それを元手にもっとISKを増やす遊び方をしていきたい。 


4)What was the happiest event you've ever played this game? 
(このゲームを始めてから最もうれしかった出来事は何ですか?) 

「公認のファンサイトになったこと」 
超個人的で申し訳ない。 
ファンサイトというのは、EVEに関する情報発信をしているウェブサイトのことで、CCPに申請して認められれば、それを管理している人は無償でオメガアカウントを維持できるというものだった。 
それまでの1年くらいはゲームにログインしてもほとんど出港することなくひたすら情報収集と執筆していたので、その苦労が報われた思いだった。 
今はファンサイトではなく「パートナーシッププログラム」になっていて、対象もウェブサイトだけでなく動画配信など広げられているので、興味のある人は調べてみるといいと思う。 
(ちなみにあの放送のあとTakuyaさんもパートナーシッププログラム認定された) 


5)What is biggest change update patch for you from you start the game? 
(あなたがゲームを始めてからあったアップデートで最も大きな変更は何でしたか?) 

「スキルトレーニングの24時間制限撤廃」 
2014年のPhoebeアップデートの際の変更。 自分に一番影響があったという意味ではこれ。 
アルファアカウントは今もそうですが、それ以前は課金しているアカウントでもこうだったので、とりあえず毎日ログイン「しなければならない」ゲームだった。 
仕事の都合でしばらくログインできない、なんてときには、今欲しいスキルではなく「とにかく習得までに長い時間がかかるスキル」をキューに入れるのが普通だった。 
それ以後は、スキルプランを組んでしまえば、必ずしもログインしなくても、思い通りにキャラを成長させられるようになったので、気長に遊べるゲームになった。そうでなければきっとこんなに長いことこのゲームでは遊んでいなかったと思う。 


6)What would you say if you had only one piece of advice for beginners? 
(ゲームを始めたばかりの初心者に一つだけアドバイスを送るとしたら?) 

「いろんなコープを渡り歩いていろんな人に会って欲しい。」 
よく「合わないと思ったら違うコープに行けばいい」と言われるけども、そうではなく、「今いるコープが合っていても、違うコープを見てみてほしい」と私は思っている。 
コープごとの特色は意外と違っていて、やってることも全然違ったりする。新しい遊び方や楽しみ方を知ることができるので、このEVEというゲームをより楽しむことができると思う。 
大抵のコープは、コープの資産を盗んでいったりだとかそういう問題を起こして出ていったのでなければ、出戻りでも歓迎してくれると思うので、気兼ねなくコープを行き来してみるといいと思う。 
(この放送の後ほどなくして、私はRistさんやApaさんの所属するB-PIX(NACHO)からFESTAへ移籍しました。B-PIXに不満があるわけではありませんでしたがFESTAにも興味があったので、一旦行ってみようと思っての移籍でした。)


7)What are the best things that have happened in the Japanese EVE community? 
(あなたの中で日本のコミュニティーの中で起こった最も良い出来事は?) 

「今回の再日本語化」 
言うまでもないこと。これ以上のことはない。 


8)What resources would you recommend for someone just starting the game? 
(ゲームを始めた初心者におすすめする情報源は?) 

「人」 
本当なら「私が管理するWiki」と書くべきなんでしょうけど、率直にこう思っています。 
攻略Wikiやまとめサイトから情報を得ようにも、このゲームの情報量ってものすごく多いので、必要な情報だけを集めるっていうのはすごく難しいと思う。 
経験者から聞くのもいいし、初心者同士で「ここで詰まったけどこうやって解決した」みたいな情報共有ができたなら、それが一番わかりやすいし、楽しいと思う。 


 9)For corp members: can you tell us more about your corporation? Are you recruiting? 
(コープに所属している人向け:あなたの所属するコープについて教えて下さい。またそのコープはリクルートしていますか?) 

(割愛)


反省点があるとすれば、私を含め全体的な喋りの内容がやや初心者向けではなかったかなと思うところはあります。司会役ではなくあくまで参加者という立場だったので、そうでなくても他人の喋りを遮るのはあまり良いことではないのですけども、もう少しあれこれ言って初心者にもわかりやすい内容に持っていけたら良かったのかもしれないなと思います。

ちなみにこの放送当日は私は出張中で、自宅にはいませんでした。
どこから喋っていたのかというと、関東の某ネカフェからです。マイクのないところだったので、新しいマイクをわざわざ買って、それを使って参加していました。
でも、それだけの価値のある放送だったと今でも思います。

2020年8月27日木曜日

コルベットPvP考察

 Abyssal Proving Groundの5vs5コルベット戦に向けた練習会を経て感じたことを列挙

  • 火力に比べてタンク力がかなり弱い。5vs5なので最初の1隻はまず消し飛ぶ。タンクして耐えるという発想は捨てるべきかもしれない。
  • ドローンが強い。通常なら落とせば良いところだが、この火力優位な環境ではドローンを落としている暇がない。
  • スロット構成が一律で2/2/2かつリグなしなので、複数Modの相乗効果というものはほぼ得られない。1スロットでどれだけアドバンテージを得るかを意識したFitが強くなると思う。
  • 短射程タレットで交戦レンジを維持するのはほぼ不可能に近い。相手がNoPropでない限り、攻撃をほとんど当てられない。故に長射程タレットまたはライトミサイルの装備が大前提となる。T2タレットが使えないためバラージもスコーチもない。
  • ロックレンジが通常で約30km前後、SeBo使用で45kmでほぼ共通であり、EWARするにしろドローンを投げるにしろ、先手を取れるかどうかがかなり重要になってくる。
  • MWDを載せていないと容易にカイトされてしまう。特にドローンはModなしでもフルスキルで交戦レンジ60kmまで伸びるので、MWDなしだと本当になすすべがなくなる。

2020年6月7日日曜日

Vorton Projector仕様(ほぼ決定版)

Ristさんの考察の二番煎じではあるけども、個人的に検証したことについて記録しておく。
2020/06/06時点でのSisiの情報なので(特に搭載制限について)変更される可能性あり
(06/10追記)案の定、装備制限がかかった。

Vorton Projector


基本的な点

  • 新規武装。Keepstar用DDD(Standup Arcing Vorton Projector)を艦船搭載用に小型化したという設定。
  • タレットハードポイントを使用する。
  • EDENCOM艦がボーナスを持っているが、スロット数の制約で1基しか搭載できない。
  • CPUもPGもめちゃくちゃ食う。同サイズタレットを一式載せるより重い。
  • 弾薬はコンデンサーパックという新規のもので、発射するたび消費する。同時にキャパシタも消費する。
  • トラッキングはなく、爆発半径と爆発速度がある。つまりミサイル式のダメージ計算が適用される。弾着はタレットと同じように即時。
  • 精度低下範囲がないため、最適射程距離外の目標には撃てない。
  • 撃ったターゲットを中心に、半径10km以内の目標のうちランダムに4つの目標にも同時に着弾する。ただし同一目標に2ヒットはしない。つまり最大で5目標に同時にダメージを与える。ダメージ計算はそれぞれ独立して行われる。
  • 着弾先は、直接撃っているターゲットを除き発射するたびに完全ランダム。
  • 単体で見るとDPSは低いが、5目標に同時にダメージを与えたときの理論値はTrigタレットのそれを上回る。
  • ダメージ属性はEMとKinで、Trigの逆。T1はEM寄り弾とKin寄り弾があり、それぞれ短射程弾と長射程弾がある(計4種)。
  • T2弾はEM/Kin両属性がほぼ同等で、短射程と長射程の2種。どちらも爆発速度にペナルティがある。
  • 爆発半径/速度は概ね同サイズの長射程ミサイルと同レベル。射程についてはミサイルのようにスキルで強力な補正がかかるわけでもなく、ボーナスで伸びるわけでもないので、それに比べると若干劣る。

応用編

  • 火力・射程・爆発半径/速度は既存スキルの影響を受けず、専用の新規スキルによってのみ強化できる。
  • 例外としてWeapon UpgradesとAdvanced Weapon Upgradesの影響は受けるため、搭載負荷の軽減は可能。
  • ロースロットの火力強化Modも追加されるが、Tracking Computer/Enhancerに相当する射程強化Modはなく、既存のものの影響も受けない。対応リグもない。
  • 着弾範囲10km、着弾対象数5は全サイズ共通。増やす手段は現状無い。(KeepstarDDDはリグで着弾対象数を増やせた)
  • KeepstarDDDは着弾する順番が後になるとダメージが減衰する仕様だったが、こちらにそれはない。
  • ランダム着弾はセーフティの影響を受ける
  • ハイセク/ローセクでセーフティ緑にしている限り、敵性NPC・戦争相手・決闘相手・容疑者・アウトローなど合法的に攻撃できる相手(一部オブジェクトを含む)にしか発射できないし、それらにしか着弾しない。
  • ヌルセク/WHでは完全に敵味方問わず着弾するため、近距離戦で用いると大変なことになる。一応、自分自身には当たらない。
  • Trigタレットとは違い、EDENCOM艦専用武装ではない。他国艦船でもタレットハードポイントさえあれば搭載でき、しかも複数搭載できる。
  • 前述の通りCPUもPGも大量に消費するが、最大CPUを強化すればBSクラスがMサイズタレットを大量に載せることは可能。
  • SサイズはSkybreaker、MサイズはStormbringer、LサイズはThunderchildのみが装備でき、それ以外の艦船は装備できない。(06/10追記)
Redditより。装備制限がない状態での惨状。

2019年12月24日火曜日

Titan就航

Twitterでは書いたけど、ちょっと前にAvatarを買った。某氏Aが引退する際に某氏Bに売った(譲った?)ものを格安で買わせてもらった。某氏Bは既にTitan保有者であったので、余剰になっていたのだ。
よくあるのが、「Titan乗るのが夢でした」とか「Titanで戦場に出るのが目標だった」みたいな事を言って、そのうち引退してしまうパターン。某氏Aはこれだったようだ。
Keepstarができたことで、個人でTitanを保有することのハードルは大幅に下がった。ただ、それ以前からEVEをやってる身としては、個人でPOSを建て、ホルダーキャラを持ち、運用に際して細心の注意を払う、それくらいできて初めて乗れるのがTitanというものだと思う。

私はAsakai組ではあるが、Titanに乗ること自体は通過点であっても最終目標ではなかった。Titanに乗るスキル自体はだいぶ前から持っていたが、Titanを買うために金策を頑張ったりとかは全くしてこなかった。たまたま気が向いてホルダーキャラを作り、それが完成した頃にボーナスが入り、偶然格安で売ってもらえる話が転がり込んできた。
だからか、あまり感慨はない。フリート戦闘中心で7年もEVEをやってればこれくらいは当然とすら思っている。むしろ遅いか。しばらくはブリッジ役として大事に酷使していく予定。戦闘に投入する機会も、SGGRNにいる間に何度かは遭遇できるだろう。

Titanに乗ることが目標の人はいる。だが私の目標はそうではない。
じゃあ私のEVEでの目標とはなんだ?という話になる。しばらく忙しくてそういう事を考えずにやってきたけども、
「NewEdenで一番自由に生きる」「いろいろな人と知り合う」「どこにでも行けるようになる」「色んなところから求められる人物になる」
ことをポリシーとしていたのを改めて思い出した。

2019年8月26日月曜日

キャラ育成計画 - 2019年夏

新規でキャラを作成し、インジェクターでSP抜き差ししてといろいろなことをやったので、今後の育成を考えるためにも一旦文字に起こしてみる。
ブログを辿ったら、スキルトレーニングについての最後の記事が去年の1月(ONCBN在籍中。ONCBN自体がGoonに加入してから1ヶ月目)だった。だいぶ間が空いたが、いい頃合いかも知れない。

アカウント保有数等

現有アカウント4 - 全てオメガ
常用キャラ7

メインキャラ - Osat (SP:147M)

サブキャピタル専門戦闘キャラ
BLOPSを習得したので乗れないサブキャピタル戦闘艦はなくなった。ただしブリッジはまだできない。
フルスキルリンクキャラにもなった。現在はOPではCSに乗ることがほとんど。一応火力艦も用意しているけど出すことは殆どない。相変わらずリンクキャラというものの希少性は変わらない。

さしあたりはジャンプドライブ系スキルを揃えてBLOPSでの実戦投入を可能にする。
その後はSpaceship Command系でLv5にしていないものを埋めていったり、フルスキルプローバーにしたり、リグや補助スキルをLv5にしていったりと、新しく何かをできるようにする感じではない。
それでも(それだからこそ?)スキルキューは450日以上埋まっている。

サブ1 - Asat (SP:128M)

輸送・フルスキルプローバー・BLOPS(Rede)・Rorq/Rev/Apostle/Avatarパイロット
一時期かなり迷走していたが、Revパイロット兼サブキャピタル戦時のユーティリティキャラとして運用体制が固まってきた。
Avatarはまだ持ってないがほぼフルスキルで乗れる。専属で乗らせるには色々と惜しいのでホルダーを用意することにした。
交易用キャラだった名残のトレードスキル等を抜いてホルダーに回した。なのでSPの伸びが小さい。

ガンナリー補助スキルがほぼフルで揃っているので、Rev以外のDNも乗れるようにする予定。

サブ2 - Esat (SP:140M)

リンクパイロット兼CV/FAX/MSパイロット
1年半前とできることがほぼ変わっていない。補助スキルの取得に専念していた。
VendettaのMasteryがLv5になっていた。自分で言うのもアレだが、やりすぎた。

正直このキャラに他の何かをやらせるビジョンが浮かんでこないので、RevenantのMasteryがLv5になったりしたら、裏キャラの育成に回してもいいかも知れない。

サブ2の裏

Virtue付きフルスキルプローバーがいる。
WH留守番用に作って一時期はかなり頻繁に使っていたが、最近はあまり出番がない。

サブ3 - ONI-Wiki Writer  (SP:64M)

社外輸送キャラ兼金庫番
こいつもフルスキルプローバーになった。あとJF(Ark/Nomad)にも乗れるようになったが、まだ買ってない。
その他色々迷走していたが、その分はエクストラクターで抜いて裏のホルダーに回した。
育成を一旦止め、裏のTitanホルダーの育成に回している。

裏その1

Nyxホルダー
Esatは全てのMSに乗れるが、こいつはNyxだけ。Titanはまだ買ってないがNyxは保有している。
装備用のスキルを持っていないので、本当にホールドするだけになっている。

裏その2 (SP:16M)

Avatarホルダー(未成)
AsatとWriterから抜いたSPによってジャンプドライブ系スキルはほぼ完成。ブリッジスキルもあるのでブリッジ役として用いることも可能。当然JDC5である。JFCも5にした。
現在はPer/WilリマップでSpaceship Command系とガンナリー系のスキルを習得中。12月頃にはAvatarに乗れるようになり、1月には装備をオフラインにせずに乗れるようになる予定。

Avatarは冬のボーナスで買う。

2018年11月9日金曜日

現在使用中のPC環境

初版:2018/11/09
更新:2020/03/29

自作欲というか改造欲が満たされたので、周辺機器を含めて構成を書き出してみようと思う。



OS : Windows 10 Pro 64bit
CPU : AMD Ryzen 7 2700X
CPUクーラー : CORSAIR H100i Pro RGB
MB : MSI X470 GAMING M7 AC
メモリ : G.skill Trident Z RGB (for AMD) F4-3200C16D-32GTZRX 32GB (16GBx2) (クーラー付き)
GPU1 : ZOTAC Geforce GTX 1080Ti AMP Extreme (Alphacool Eiswolfによる水冷化改造済)
GPU2 : ZOTAC Geforce GTX 1050Ti Mini
電源 : Seasonic X Series 860W SS-860XP2S
ケース : Fractal Design Define 7 XL Black Solid
ストレージ1 : Samsung NVMe M.2 SSD 970 EVO 250GB (起動ドライブ)
ストレージ2 : Intel Optane SSD 900P 280GB (ShadowplayとかのTemp用。NAND型フラッシュでは真似できない耐久性が存分に発揮される。)
ストレージ3 : Crucial MX500 2TB
光学ドライブ : BTOで買ったときについてきた何の変哲もないDVDマルチドライブ

モニター1 : ASUS PB287Q
モニター2 : EIZO FlexScan EV2451
モニター3 : EIZO FlexScan EV2451
モニター4 : BenQ GW2470
モニター5 : I-O DATA LCD-RDT241XP

マウス : Logicool MX Master
キーボード : 最初にパソコン買ったときについてきた普通のテンキー付きキーボード
左手キーボード : Logicool G13
フットペダル : エジクン FS1P3 (3ペダルを1.PTT/2.Shadowplayのインスタント録画保存/3.Shadowplay録画開始、に割り振っている)
マイク : SONY ECM-PCV80U
ヘッドホン : SENNHEISER HD439
Webカメラ : Logicool C922n

UPS : OMRON BY120S

NAS : QNAP TS-453Be





総額いくらつぎ込んだのかは怖くて計算する気になれない。
(2019/07/22)計算した。総額約840,000円也。
(2020/03/29)130,000円上乗せ。総額約970,000円也。
本体で4351万、ディスプレイで1317万、入力機器等で67万、UPS+NASで22万という内訳。

これ以上改造するとなればメモリの増設や本格水冷化くらいになるけど、現状そこまでやる必要性が感じられないので、しばらくはこの構成のまま変わることはないだろう。
(2019/06/07)NAS導入に思いの外高い費用を投じてしまって戦慄している。ここまでする必要はあったか・・・・・?
まあ、性能には非の打ち所がまったくないが・・・・・